国籍やジャンルを越えた100人のアーティストたち有志が、平和を想い、ポスターを製作しよう、、、 ニューヨーク在住の写真家、井津建郎氏の声かけで発足したプロジェクトです。 絵画、イラスト、グラフィック、写真、書、版画など100人が自由に表現した作品を、デジタルプリントし、ポスター化しました。 プリントは、 スチュアート・デ・ハーンが中心になって行いました。 100枚のPEACE ART ポスターの中には、ウォン美枝子の作品もあります。
1月25日からニューヨークにて開催されるPEACE ART ポスター展は、後日、東京・池袋サンシャイン、浜松、清里フォトアートミュージアム、広島などでも開催される予定。 日本での日程は、下記の通り。未定事項は、決定しだい逐次お知らせします。

去る9月11日を境として「平和」という言葉の意味が、今までになく重く感じられるのは皆様も気持ちを同じくされていることと思います。 「戦争」「報復」を唱える声の高いアメリカにおいても、多くの人々が平和を望む気持ちに変わりはありません。 テロに対しての怒り、そして犠牲者への追悼の気持ちは同じくしながらも、平和的解決を望む声が、 報復を支援する声の前にあまりに小さく、さらなる偏見、暴力への抑制となり難い現状が憂慮されております。

そんな状況のもと、アーティスト有志が集まり<Friends of Peace>として「私達になにができるか？」と考えた結果、 私達の考える平和をアートに託して表現し、観客と共に平和を考えながら社会へのメッセージとするポスター・プロジェクト <PEACE ART>が誕生しました。

<Friends of Peace>ではPEACEを共通のメッセージとした、数多くのアーティストによるポスター展を企画しています。 絵画、イラスト、グラフィック、写真、書、版画などのビジュアルアーツによる自由な表現を、 それぞれのアーティスト名を入れて<Friends of Peace>がポスターにします。
100人のアーティストによるポスター展をニューヨーク、日本にて開催し、 できるだけ多くのアメリカ・日本の方々に観ていただきながら、平和の意味、 そして現在平和が維持されていない地域の問題とその将来の平和のための理解を共に考えていきたいと思います。

2001年　10月15日

<PEACE ART> 実行委員
井津建郎
Stuart de Haan 他